田舎では集落総出で運動会の準備

公開日: 2016年9月24日土曜日 学校

運動会前日です

会場設営の参加者は

明日は集落の運動会ということで、会場設営などの準備を行いました。

準備に参加したのは先生方、小学生、中学生、その保護者、区会議員、行政協力員、そのた地域の有志の皆さんです。

区会議員といっても東京23区の区会議員のような公務員ではなく、自治会の役員さんで行政協力員というのはその補佐役的な人達です。

子どももいないのに、田舎で肩書きがつくといろいろ借り出されて大変だなぁ。。。と思いつつも、その他の一般の地域のかたがたも何名か準備にいらしていたので、まさに集落総出での運動会準備です。

都会でも誰かが準備をしているはず

都会にいるときは運動会の準備なんて考えたことも無かったのですが、当然ながら誰かが準備をしているんですよね。

その「誰か」というのが他人任せでは無く、自分達がやるとことが田舎の大変な面でもあり、良い面でもあるかもしれません。


初めて見る緑門(りょくもん)

テントの設営や万国旗張り、ライン引きなど見たことある会場設営がほとんどなのですが、一番力を入れていて、かつ、始めてみたのが入場門でもある緑門でした。

実際のものの写真を張ってしまうと素性ばれしてしまうので、Googleの画像検索ページを張らせていただくとこんな(↓)感じです。

緑門の歴史

校長先生の話では、鹿児島県に残っている風習で、杉の葉で門を緑色に飾ります。杉の葉には棘と強い香りがあることから魔除けに効くとされる上、成長が早いことから子ども達の健やかな成長を願って建てられるそうです。

わが子の通う小学校でも、その昔は鉄骨で組まれたアーチ型の骨組みいっぱいに杉の葉を飾った立派な緑門を作っていたそうです。

でも、過疎化の進む田舎では徐々に簡素化されてきて、今では校門のコンクリートを杉の葉で多い尽くし、青竹と横断幕で門を作る形になりました。初めて見るものには、それでも十分立派なんですけどね。

せっかく作っても一日で撤去

父兄の一部は朝から山に杉の葉を切りに行って午後からの準備に備え(PTA役員ということで私も朝から)、手間隙かけて作った緑門ですが、翌日には撤去してしまうそう。

もったいない気もしますが、一日限りの美しさです。


しかし、まぁ、テキパキとすばらしい

初めて運動会の会場作りにかかわった私は、どうすれば良いのか良く分からず、人手の集まっていそうなところを追いかけていって手伝っていたのですが、皆さんはテキパキと動いています。

毎年のことなので、皆さんが手順を分かっているんでしょうか。特に誰かがどうしろと指示するわけでもなく、自主的に準備が進められていきます。

会社経営にかかわったものとして、こういう組織運営は理想的で素晴らしい!

そうして、2時間ほどで準備が完了し明日の運動会を待つばかりとなりました。天気予報は曇り一時雨ですが、どうなるか分からない島の天気。雨が降らないことを祈るばかりです。


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