複式学級での授業はとても興味深い!

公開日: 2016年5月13日金曜日 学校

授業参観に出かけてきました

小学校の授業参観に出かけてきました。
我が家の子どもたちの通う離島の小学校は、1・2年生、3・4年生、5・6年生の複式学級になっていて全校で3クラス。子どもから話は聞いていたものの、複式学級での授業参観は初めて。興味津々です。

教室の前と後ろに黒板

授業参観のために教室に向かうと、まず目に付くのは子どもたちが教室の前と後ろに分かれていること。
6年生が教室の前の黒板の前に集まって前の黒板に机を向け、5年生は教室の後ろの黒板に向かって集まっています。到着したときは、先生が5年生側で黒板の前で講義をしていて、6年生は机に向かって各自の課題をこなしていました。

授業は半分ずつ、時には子どもが先生に

他のクラスも含め、しばらく見ていましたが、先生はどちらか一方の学年に講義を行い、もう一方の学年は、その間に課題を進めたり自習をしたり、お互いに教えあったりするのが基本系のようです。
国語の授業では、主人公の心情について最初は先生がリードをして議論を始めた後、中間は子どもたちに議論を任せて、先生は別の学年へ。議論を任された子どもたちは、リーダーを立てて、リーダーがファシリエートしつつ、中心に付箋に書いた各人の意見を黒板に張りながら議論をしています。まるで大人達の行うブレインストーミングのよう。
全体的には、一人学習、子ども達自身によるグループ学習、先生も入ってのグループ学習が、2学年分、パズルのようにきれいに収まっているなぁという印象。

これは先生は大変だ

いくら半分は子どもたちが進めているとはいえ、先生は二学年分の授業を準備しなくてはいけません。パズルのようにきれいに収まる指導計画はどうやってる来るのやら。
授業中も脳内マルチスレッドで、両方の学年の授業内容や理解度を確認しつつ進める必要があります。片方の学年を教えているときも、もう片方の学年の状況を常に見続けなくてはいけません。
どちらかの学年が早く終わってしまったり時間がかかりすぎたりと、時間配分が偏ると、空いてしまった子どもたちは時間を持て余してしまうので、子どもたちの能力に応じた時間配分や持て余した子どもたちのを考えなくてはいけないだろうし...。
はるか昔、教育実習に行ったときに指導案作りに偉い苦労した身としては、ついつい、子どもたちの視点よりも先生の視点になってしまいます。いやぁ、この授業計画ってどうやって立てているんでしょう。

でも、子どもにとってはいいんだろうな~

子どもの立場に目を移してみると充実した環境なんだろうなぁ、と思います。
後でうちの子に聞いたところでは、リーダー役はその日の当番がやって日々の持ち回りだそう。これはなかなか経験できることではありません。こうやって子どもたちで自主的に授業をするのはとても良い経験だと思います。
複式とはいえ、少人数なので先生の目が届きやすいからこそできる授業なんだと思います。
うちの子にも、こういった授業を通じて自主性やリーダーシップを育てていってほしいです。

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