挨拶が基本。挨拶はすれ違った人全員とすべし
公開日: 2016年5月25日水曜日 ご近所さん
田舎では、挨拶は日常です
人口500人ほどの離島の過疎集落にやってきて2か月近く。田舎暮らしにも徐々に慣れてきたでしょうか。
この2カ月で、日常生活を送るうえでの一番のギャップは、みんながみんな挨拶を交わすことです。
すれ違う時に「こんにちは」の一言だけ交わすケースがほとんどですが、都会にいたころは、その一言の挨拶すらなかったのでかなり新鮮です。
そういえば、自分の子どもの頃も、学校でオアシス運動なんて言うのがあったなぁ、と思い出してみたり。
都会にいた時はしても目礼
人が多い都会では、すれ違う人全てとあいさつをしていたら大変というのもあるかもしれません。でも、どんな挨拶していたかと思い返してみても、ほとんど挨拶なんてしてませんでした。
せいぜい、マンションの廊下とか、マンションのドア内ですれ違った人に会釈をするくらいだったような気がします。
うちの子どもたちも都会にいた時は「知らない人と口をきいてはいけません」と小学校で言われていたようで、みんなとあいさつを交わすことには違和感を感じていた様子。
買い物行っても、そこで挨拶かわすことなんてないし、むしろ、挨拶どころか一言も言葉を交わさずに買い物を終えていたんじゃないでしょうか。
田舎では挨拶から始まります
すれ違った人とは挨拶。全く見知らぬ人でも挨拶。畑で仕事をしている人にも挨拶。相手によってはそこから井戸端会議が始まったりもします。
子どもたちも挨拶。学校への行き帰りをはじめ、誰かとすれ違ったら挨拶。挨拶が無かったり、声が小さいと、「小学生のあいさつの声が小さい!」と学校にクレームすら来るそうです。
買い物行っても挨拶。集落の小さな商店では、そもそも常に店番がいるわけではないので、奥に声を掛けないとお店の人が出てきません。そして、そこからは色々話が膨らんでいきます。商店のおばちゃんがおしゃべり好きというのもあるんでしょうが、商店の軒先は立派なサロンになっています。
都会に遊びに行った地元の子の話
この田舎で育った子どもたちにとっては、道端ですれ違った人には挨拶するのが当たり前です。
都会の親戚の家に遊びに行ったとき「道を歩いている知らない人に挨拶して、ぎょっとした目で見られた」という話も聞きました。ぎょっとされた本人には、何が悪いのか全く心当たりが無く、思わず泣き出してしまったそう。
どっちがいいかというと、自然にあいさつしあう方が幸せな社会のような気がします。「知らない人と口をきいてはいけません」と指導されるような社会ってなんかおかしいですよね。
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