地域カーストについてちょっと考える

公開日: 2016年5月12日木曜日 ご近所さん

地方で不気味な「格差」が拡大中?

日本人が「移動」しなくなっているのはナゼ? 地方で不気味な「格差」が拡大中なる記事を発見。
子供のころからの関係がたびたび持ちだされ、補強されていくのであり、そのはてに飲み屋や「まちづくり」の場などで大きな顔をするのはいつも一定の集団
とか、まさにその通りだなぁと実感。
島の人たち、子どものころに形作られた地域カーストのまま生きてますもん。

田舎で目にした地域カーストの実例

集落の総会でも実感したのですが、人前で発言する人は元大地主やら元区長さんやら元町会議員さんといった人で、いずれも世襲制の強い感じの人々。
町中での井戸端会議に顔だしてみても、60歳超えたような人が「○○坊」とか「xxちゃん」とかと呼ばれて子ども扱いされています。
働きに出ている人でも、元々の資産家の家筋が土建屋さんをやっていて、そこに勤めている人が多いため、職場と地域のカーストが一致してしまっています。
土建屋以外の働き先は公務員くらいしかないのですが、公務員採用されているのが大地主の家系なあたり不透明な採用活動もありそう。
生まれや学校や交友関係によって決められた「カースト」をぬけ出し、ちがう自分になる可能性が、大都市からも、地方からも奪われているのである。
というのは、ど田舎では真実だと思う。(大都会はいくらでも逃げ道ある気がするけど)

問題意識はあるけれど

若い衆や一度都会に出て戻ってきた人を中心に、問題意識のある人もいらっしゃいます。
集落の総会後に私に話しかけてきてくれた人も、多くはそういう人だったのでしょう。
とはいえ、どうしたらいいのかわからず、どうにもできずにズルズルというのが実態のようです。

余所者若者馬鹿者

固定観念にとらわれない若者。枠組みに収まらないバカ者。いままでのやり方を知らないよそ者。
この三者が地方活性化には必要だという論を見ることもあります。確かに、硬直化した地域カーストを壊すためにはこういう人の力が必要でしょう。
でも、そこはきっかけに過ぎず、集落の中心的な人たち自身のモチベーションを変えていかなくては変革は成り立たないし、変革が定着していかないと思います。
地域カーストに安住している人たちを変えるべく危機感を持ってもらうためには、何を訴えればいいのかなぁ。

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