田舎ではボランティアが当たり前。愛校作業という名の強制労働
公開日: 2016年5月22日日曜日 学校
愛校作業がありました
天気の良い日曜日、こんな日はのんびりと過ごしたいものなのですが、夕方から愛校作業がありました。校庭の草取りやら、植木の選定やら、遊具の修繕やら、砂場の砂の入替やらをやる全家庭強制参加の肉体労働です。
保護者は基本的には夫婦そろって参加。子どもたちも参加。それでも、世帯数20世帯にも満たない小学校では、保護者だけでは人手が足りません。
人手が足りないので、地域の老人会やゲートボールクラブなどの校庭を使った活動をされている各種団体も参加していました。
道具の保有率が素晴らしい
さすが田舎、参加されている方々の道具が素晴らしいです。草刈りガマを持参するのは当たり前。それどころか、校庭の端の方を除草されている方はもちろん草刈り機持参。植木の選定をされている方は植木用のバリカンやチェーンソーも持参。
学校は草刈りガマ数本と混合油を提供するだけです。道具がほとんどない私なんかは、持参した草刈りガマでちまちまとグラウンドの草取りをしていました。
土建業パワーすごい
皆さん、黙々と作業されているのですが、なかでも活躍しているのは土建業の父兄の皆さんです。
校庭の端の方に古い木製の電柱が転がっているなぁ。と思って見ていたら、チェーンソーで切り出して、ユンボで穴を掘って平均台を作ってしまいました。
砂場の砂もユンボで掻き出して、どこかからダンプで持ってきた砂と入れ替えています。
本来はお金もらってする作業では?
そうして、いろいろやって出てきた報酬は最後に缶ジュースが一本だけ。うーん...
僕がやっていたようなちょっとした草取り程度ならボランティアでもいいよなぁと思っていたのですが、本業の人に本業の仕事を無料でさせるというのはどんなもんでしょうか。
学校に置く遊具を作るとか、これは完全に役所の仕事のような気がします。
この件に限らず、ボランティアで何かさせようという話が多いような印象をもっています。助け合いの社会なんでしょうが、そのあたりの線引きはもうちょっと何とかすべきでは?
そういえば、東京の小学校に子どもを通わせているときは愛校作業なんて無かった気がするのですが、どうしていたんだろう?
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