田舎の集落は同じ苗字だらけ。突き詰めると血の一滴まで画一的な模様。
公開日: 2016年5月11日水曜日 ご近所さん
同じ苗字がたくさん
離島のはずれにある人口500人ほどの集落。人口が少ないためか、人口が少ないためなのか、苗字のバリエーションは多くありません。
といっても、鈴木や佐藤といった全国的に多い苗字を見ることはほとんどなく、あっても、外から移住してきた人。集落生粋の人は、都会ではあまり聞かない苗字の人が多くなっています。それも主な苗字は5つくらいでしょうか。
下の名前や屋号で呼び分けています
では、どうやって呼び分けているかというと、最初のうち、集落の皆さんは私の前でも下の名前で呼び合っていました。比較的若い世代(といっても60歳代以下)の人は下の名前で呼ぶことが多い気がします。
徐々に集落になじんできて、特にお年寄りたちと話をしていると、下の名前ではなく、屋号(マルデンとか、カネナガとか、ヤマイとか)で呼び合っていることがわかってきました。
下の名前で呼ぶとはいっても
下の名前で呼ぶケースも多いのですが、人口500人しかいないにもかかわらず、同じ名前の人が沢山います。ぼくが知り合った限りでも「忠則(フェイク入ってます)」という人が4人。この「忠」という字を使った人が5人、「則」の字を使った人が10人近くいます。
中には全くの同姓同名「忠則」さんもいたりする始末。
話を聞くと、ご先祖の誰かにあやかったり、お世話になった誰かにあやかったりで同じ名前になる人も出てきてしまうとのこと。
あちこちが姻戚関係の画一的社会
さらに話を聞いてみると、狭い集落の中で濃い姻戚関係が何世代にもわたって繰り広げらているようです。離島という地理的に隔離された環境ということもあり、文化的にも血縁的にも多様性のない画一化された社会ができているのでしょう。
色々な人と話をしてきましたが。血の一滴までじゃ画一化されているような社会では、よそ者受け入れたり、外の文化を取りいれることは大変でしょう。根本的な問題はそこにある気がします。さてさて、これからどうしたものやら。
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