田舎の図書室の過疎っぷり。これはまずいんじゃ?

公開日: 2016年10月7日金曜日 衣食住

初めて田舎の図書室に行ってきました

骨折の診察で車で30分ほど離れた総合病院へ通院した後、帰りの路線バスまで時間が空いたので、初めて待ちの図書室に行ってきました。

覚悟はしていましたが、そこにはなかなかショッキングな光景が広がっていました。

図書館ではなく図書室

お気づきでしょうか。「図書館」ではなく、「図書室」です。広さは100平米ほどでしょうか。

3分の2ほどの広さに本棚と本が置かれ、残り3分の1のスペースは会議机が置かれた読書/自習スペースになっています。

正直、狭い。蔵書数も雑誌と売れ筋本、文庫本、漫画本しか置いていないような、町の個人書店の方が多いくらいではないでしょうか。

本の扱いが雑

しかも、本の扱いが雑です。

お日様がさんさんと輝く大きな窓がついているにもかかわらず、カーテンもブラインドもなし。陽のあたる棚に置かれた本は、全て日光に漂白されて背表紙が白くなっています。

その上、少ない蔵書でも本棚に収まらないためか、縦に並べられた本の上に、さらに横積みで本が置かれている状態。

寄贈本が多数

さらに、窓辺で日焼けしている本だけでなく、全般に本が古いです。

いくつかの本を見ると、個人名の入った贈呈本の割合がかなり高い様子。

田舎にあるこの町は図書室に予算をかけようという思いが無いのか、と怒りすら沸いてくる図書室でした。

足りない本は取り寄せられるよう

蔵書が寂しい図書室ですが、探している本が無ければ県立図書館から取り寄せてくれます。

でも、インターネット上からもできる県立図書館の蔵書検索なのに、町の図書室内では職員さんにお願いしてカウンターの中でしか出来ません。

しかも、海を渡ってやってくるので手元に届くまで最短でも一週間はかかるそう。

図書館はその地域の文化度を表す?

「図書館の蔵書の数や内容の充実はその町の住民の文化程度を示している」という言葉を聴いたことがあります。

悲しいけれど、この図書室の状態が、私の住むこの田舎町の文化レベルなのかもしれません。本屋もないし、図書室もこれだし、みんな本なんて読まないんだろうなぁ。

また、「読書量と学力レベルは比例する」とも聞きます。この町で子育てするのが心配になってくる図書室でした。

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2 件のコメント :

  1. 貸出カウンターが知ってる人・・・
    ダイエットの本を借りたけど痩せなかった⇒飲み会でいじられた
    ガンの本を借りたら、母ちゃんがガンを心配してきた。

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  2. 県庁所在地の図書館から、どんな本でも取り寄せられるシステムが多分あるのではないでしょうか。北海道では、どんな山奥の図書室でも札幌から取り寄せて貰えます。

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